令和7年度あいちSTEAM教育推進事業「知の探究講座」
昨年度に引き続き、愛知県教育委員会主催事業である「知の探究講座」に参加し、7月30日から8日間の講座を開催しました。
「知の探究講座」とは、あいちSTEAM教育推進事業の一環で、連携大学の先端教育設備を活用したSTEAM教育探究講座です。
本学の講座においては特に、世界教養人という視点で、日本が抱える課題や世界規模の課題に対して、自分で考え表現するための批判的思考力、共感力、言語活用能力を高めることを目標としています。
「知の探究講座」とは、あいちSTEAM教育推進事業の一環で、連携大学の先端教育設備を活用したSTEAM教育探究講座です。
本学の講座においては特に、世界教養人という視点で、日本が抱える課題や世界規模の課題に対して、自分で考え表現するための批判的思考力、共感力、言語活用能力を高めることを目標としています。
講座内容紹介
世界を開く「ことば」ーその本質と学びの可能性を考える
「ことばって何だろう?」「翻訳できないことばってあるの?」「どうしてコミュニケーションがうまくいかないの?」
―そんな素朴だけれども奥深い「問い(ハテナ)」を出発点に、人間の言葉について多角的に考える講座です。言語、文芸、コミュニケーションに関する多彩な講義やワークショップを通して、ことばの不思議やおもしろさを体感してみませんか。
知ること、考えることの楽しさに出会える、8日間のプログラム!
―そんな素朴だけれども奥深い「問い(ハテナ)」を出発点に、人間の言葉について多角的に考える講座です。言語、文芸、コミュニケーションに関する多彩な講義やワークショップを通して、ことばの不思議やおもしろさを体感してみませんか。
知ること、考えることの楽しさに出会える、8日間のプログラム!
| 日時 | 講座内容 | 担当教授等 | ||
| 全県 | 7月20日(日) | 全体開講式、講演【名古屋工業大学】 | ||
| Ⅰ期 | Part1 知識編 | 【1日目】 日進 7月30日(水) |
1 「めくるめく境界 ―複言語複文化主義に学ぶ」 | 亀山 郁夫 |
| 2 トークセッション「ことばのハテナ―英語を例に」 | 田地野 彰 ハンフリー 恵子 加藤 由崇 |
|||
| 3 ことばに関する「問い(ハテナ)」の設定と探究 | ハンフリー 恵子 加藤 由崇 |
|||
| 【2日目】 日進 7月31日(木) 言語 |
4 人間の言語はどこがユニークなのでしょう? | 上田 功 | ||
| 5 結局、ことばってなんですか? ―動物や AI と比較して | 川原 功司 | |||
| 6 AI 時代でも、英語を学ぶ/教える必要はあるの? | 加藤 由崇 | |||
| 【3日目】 日進 8月1日(金) 文芸 |
7 翻訳できないことばって? | 甲斐 清高 | ||
| 8 絵本は子どもだけのもの? | 新居 明子 | |||
| 9 身体の語り/ことばの大切さって? | 吉本 美佳 | |||
| 10 ひとからいやなことばを投げかけられたら、どう対応すればいいの? | 古村 由美子 | |||
| 11 What are “unwritten rules” of communication? | ジャンボル・ケビン | |||
| Part2 応用編 |
【5日目】 日進 8月5日(火) |
12 問いの設定、文献引用の方法 | 加藤 由崇 | |
| 13 図書館ツアー | ハンフリー 恵子 加藤 由崇 |
|||
| 14 問いの構築(面談用資料の記入1) | ハンフリー 恵子 加藤 由崇 |
|||
| 【6日目】 日進 8月6日(水) |
15 質問紙、面接の方法 | 加藤 由崇 | ||
| 16 問いの構築と探究方法の設定(面談用資料の記入2) | ハンフリー 恵子 加藤 由崇 |
|||
| 17 問いと探究方法の確定、実際の調査および考察の開始 | ハンフリー 恵子 加藤 由崇 |
|||
| II期 | 【7日目】 名駅 9月20日(土) |
18 中間発表 | ハンフリー 恵子 加藤 由崇 磯村 昌彦 |
|
| 19 中間発表を受けての省察 | ハンフリー 恵子 加藤 由崇 磯村 昌彦 |
|||
| 20 プレゼンテーションの方法 | 磯村 昌彦 | |||
| 【8日目】 名駅 11月15日(土) |
21 話し方について | 磯村 昌彦 | ||
| 22 リハーサル、発表準備 | ハンフリー 恵子 加藤 由崇 |
|||
| 23 講座別発表会 | 亀山 郁夫 他 | |||
| 全県 | 1月11日(日) | 全体発表会【豊田工業大学】 | ||
今年度は「ことば」をテーマとして、講演や講義を行いました。
各自の探究活動では、他の高校生やSA(本学学生)と対話しながら自分の興味関心を深め、ある程度まとまったところで教員と対話する、ということを繰り返し、一人一人の問いを創り上げました。
9月には、各自が調査や分析の結果を報告し、それを聞いた他の受講生やSA(本学学生)、留学生などが質問や助言をすることで、探究の手法や考え方に修正を加えていくことを主眼として中間発表を行いました。
そして、11月の講座別発表会では、各々が問いに向き合って得られた成果を報告しました。
なお、発表をゴールとするのではなく、その時点で分かったところまでをまとめて発表すればよいと予め伝えており、結論までたどり着けなかった受講生も含めて等身大の発表をすることができました。
また、全員が今後の課題を明示しており、これからの知的活動に資することができたと感じています。
1月11日(日)、7大学で学んだ全ての受講生による全体発表会が開かれ、本学からは2名が代表として参加大学の中で唯一、人文知を探究した発表を行いました。他大学で学んだ高校生の発表も、高校では触れることのない専門的な内容を自分事として捉え、調査し、考察したものであり、受講生は互いに刺激を与え合うことができました。
最後に各大学の教員から高校生に向けて講評があり、論理的思考力や批判的思考力の重要性が説かれました。
各自の探究活動では、他の高校生やSA(本学学生)と対話しながら自分の興味関心を深め、ある程度まとまったところで教員と対話する、ということを繰り返し、一人一人の問いを創り上げました。
9月には、各自が調査や分析の結果を報告し、それを聞いた他の受講生やSA(本学学生)、留学生などが質問や助言をすることで、探究の手法や考え方に修正を加えていくことを主眼として中間発表を行いました。
そして、11月の講座別発表会では、各々が問いに向き合って得られた成果を報告しました。
なお、発表をゴールとするのではなく、その時点で分かったところまでをまとめて発表すればよいと予め伝えており、結論までたどり着けなかった受講生も含めて等身大の発表をすることができました。
また、全員が今後の課題を明示しており、これからの知的活動に資することができたと感じています。
1月11日(日)、7大学で学んだ全ての受講生による全体発表会が開かれ、本学からは2名が代表として参加大学の中で唯一、人文知を探究した発表を行いました。他大学で学んだ高校生の発表も、高校では触れることのない専門的な内容を自分事として捉え、調査し、考察したものであり、受講生は互いに刺激を与え合うことができました。
最後に各大学の教員から高校生に向けて講評があり、論理的思考力や批判的思考力の重要性が説かれました。


発表テーマ一覧
| ・パプア・ニューギニア850言語の謎 ~日本との比較で紐解く言語多様性~ ・なぜあの時友人と対立したのか ~アサーティブコミュニケーションから考える~ ・英語の音の変性について ~文学作品を通して知る~ 「サイレントレターと発音の謎」 ・中国語は「英語」になり得るのか ~世界の中の中国~ ・誕生→定着→消失 若者言葉の軌跡について ・英単語だけのコミュニケーション ~会話のミニマリズム実験~ ・コミュニケーションの中の気持ち ・英語で言える?「いただきます」 ~挨拶から考える文化の違い~ ・「嘘」から出た「真」 ~真実からでた嘘~ ・中国語の方言って国内でも外国語? ・漢字と生きる日本語 ・なぜ若者は言葉を変えるのか |
・英語崇拝者による地球語宣言 ・なぜ1つの日本語に対してたくさんの英語があるのか ・北信・南信の方言の違いとは ・高校生をも魅了する絵本とは? ・日本語を守り継ぐために ・将来、日本は共通語になるのか ・赤ってどんな色? ~認識がつくることば~ ・エスペラントが世界を繋ぐ!? ・本音じゃない言葉の大切さ ~社交辞令はなぜあるの?~ ・聴者のコミュニケーション ~聴覚障がい者を例に~ ・人を惹きつけるグミのオノマトペとは? ・漫画はどのように変容してきたのか? |
受講生からの感想(一部抜粋)
- 自分で出した結論を終着点とせず、この先も更に探究を深めて追究していきたいです。この講座に参加したことでたくさんの人とふれあい、自分の中にない考えをもらったり、思考を深めるきっかけをもらったり、広い方面で学ぶことができました。
- 好奇心がないと悩んでいた私ですが、面白すぎる講義やワークショップを通して知らなかったことを沢山教えてもらい、今ではことばについて知りたいことばかりです。この講座をきっかけに学校の国語と英語が楽しくて楽しくて仕方がなく、文系選択をする決意ができたくらい、私への影響力は大きいです。ことばについての知識、面白さはもちろん、発表の仕方や、探究の仕方、私の将来の道の選択肢まで教えてくださったこの講座に関わるすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。
- はじめは軽い気持ちでスタートしたけれど、講義を重ねていく内に本当にことばについて学ぶことが楽しくて、今では知の探究で受けたような講義をもっと深く学んでみたいと思い、名古屋外国語大学の進学を考えているほど興味を持ちました。全く英語ができない私ですが言語の面白さを知って諦めかけていた英語を頑張ってみようという気持ちになりました。

本講座は愛知県内の県立高等学校に在籍する全学年の生徒を対象に実施しました。
関係の皆様、ご参加いただきました高校生の皆様、ありがとうございました。
地域教育推進センター(CREC)
