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齋藤 絢Aya Saito


齋藤 絢

教員の教育・研究活動報告

役職/職名 准教授 所属 世界教養学部 国際日本学科
ふりがな さいとう あや 生年  
学歴 日本大学国際関係学部国際関係学科卒業(2005年)
-日本大学派遣交換留学・慶煕大学校(2003年~ 2004年)

日本大学大学院国際関係研究科博士前期課程修了(2008年)  
-日本大学派遣交換留学・高麗大学校大学院 (2006年~ 2007年)

日本大学大学院国際関係研究科博士後期課程修了(2011年)
学位 学士 国際学 (日本大学・2005年取得)
修士 国際学 (日本大学・2008年取得)
博士 国際関係(日本大学・2011年取得)
研究分野 日韓近現代の文学、詩の表象性
日韓比較文化,日韓文化関係
日本大衆文化研究,大衆歌謡・民衆歌謡研究,
複言語教育と韓国語学習
研究テーマ 日韓文化関係と茨木のり子における隣国観の相関性
詩の表象性
複言語教育と韓国語学習
韓国における民衆歌謡の伝承性
集団空間における音の機能性
運動と音の関係性
韓国の労働歌謡

主な研究業績

著書

題名 単・共 発行日 発行所名 備考
『世界文学の小宇宙2 囚われて』 2021年11月 名古屋外国語大学出版会 李孝石「蕎麦の花が咲くころ」pp.149-170.
『世界文学の小宇宙3 愛、もしくは別れの夜に』 2023年3月 名古屋外国語大学出版会 朝鮮・韓国,尹東柱
「星を数える夜」、金素月「つつじの花」、李陸史「曠野」、「植民地統治の時代に生きた<ことば>」」pp.151-161. 

学術論文

題名 単・共 発行・発表日 発行雑誌又は発行学会等の名称 備考
韓国における日本大衆文化の流入-ソフト・パワーの側面から-
2008.11 『大学院論集』第18号, 日本大学大学院国際関係研究科 査読・有
pp.155-172.
韓国における近代音楽の成立過程-韓国・開化期に流入した日本音楽との関連性-
2009.11 『大学院論集』第19号, 日本大学大学院国際関係研究科
査読・有
pp.184‐208.
韓国における日本大衆歌謡の流入規制とその要因
2010. 3 『東アジア日本語教育・日本文化研究』第13輯, 東アジア日本語教育・日本文化研究学会
査読・有
pp.295‐306.
韓国におけるアイデンティティ−民族主義の形成をめぐって−
2010.11 『大学院論集』第20号, 日本大学大学院国際関係研究科
査読・有
pp.55−74.
博士論文「戦後韓国における日本大衆文化の流入とその要因」 2011.3 日本大学大学院国際関係研究科 pp.1-319.
近代日本の「はやり唄」に関する一考察−音と歌詞を中心として−
2012. 5 『日語日文学研究』第81輯2巻/日本文学・日本学編, 韓国日語日文学会 査読・有
pp.325–348.
日韓伝統音階の比較分析−ヨナ抜き音階と平調音階の比較から−
2013. 3 『東アジア日本語教育・日本文化研究』第16輯, 東アジア日本語教育・日本文化研究学会
査読・有
pp.311-330.
韓国の労働歌謡に関する考察−音と歌詞を中心として−
2014. 3 『東アジア日本語教育・日本文化研究』第17輯, 東アジア日本語教育・日本文化研究学会 査読・有
pp.137-153.
韓国の民衆歌謡の性質に関する考察−運動と音の関係性を中心として−
2014. 6 『国際文化表現研究第10号学会創立10周年記念号2014』国際文化表現学会 査読・有
pp.55-69.
韓国社会における民衆歌謡の伝承性−公共空間を中心として− 2016. 3 『国際文化表現研究』第12号,国際文化表現学会 査読・有
pp.384-404.
社会運動における音楽の機能性
―日韓の事例比較と地域的差異―
2018. 3 『東アジア日本語教育・日本文化研究』第21輯
東アジア日本語教育・日本文化研究学会
査読・有
pp.219-236.
現代韓国社会における民衆歌謡の質的考察ー民衆歌謡歌手へのインタビュー調査を中心としてー 2018. 3 『国際文化表現研究』第14号,国際文化表現学会 査読・有
pp.127-144.
書評
金敬鎮著・梅山秀幸訳『青邱野譚』
2019. 3 『インターカルチュラル17』日本国際文化学会 pp.138‐141.
エッセイ
『日本の中心で出会う多文化・多言語 アフターハイスクール』
2022.1 名古屋外国語大学出版会 pp.12-14.
(韓国語・韓国文化紹介)
エッセイ
「隣国の先にあるもの」『Artes MUNDI Spring 202』3ジャーナル8号
2023.3 名古屋外国語大学ワールドリベラルアーツセンター pp.124-129.

学会発表等

題名 単・共 発行・発表日 発行学会等の名称 備考
韓国近代音楽の成立過程-韓国開化期に流入した日本音楽との関連性-
2009. 5 国際文化表現学会・第5回全国大会
日本大学
韓国における日本歌謡規制要因に関する一考察 -朝鮮開化期の近代音楽成立過程と
日本音楽との関連性-
2009. 7 日本国際文化学会・第8回全国大会
佐賀大学
韓国における日本大衆歌謡の流入規制とその要因 2009.10 東アジア日本語教育・日本文化研究学会・2009年度国際学術大会
全南大学校
(韓国・光州)
韓国における「反日主義」の形成と日本大衆歌謡との関連性 2010.10 東アジア日本語教育・日本文化研究学会・2010年度国際学術大会
国際学術大会
瀋陽市遼寧政協会館
(中国・瀋陽)
音楽・社会的側面にける韓国大衆歌謡の考察 -日本大衆歌謡との関係性から- 2011. 4 韓国日語日文学会・2011年度春季国際学術学会 江原大学校人文大学
(韓国・江原)
近代韓国における大衆歌謡の成立過程 -日本の新派劇・幕間歌謡との関係性を中心として- 2011. 6 韓国日語日文学会・2011年度 夏季国際学術学会
新羅大学校
(韓国・釜山)
近代日本の大衆歌謡に関する一考察 -日韓相互間における流行歌の音楽的類似性を中心として-
2011. 8 第2回中日韓朝言語文化比較研究・国際シンポジウム分科会別研究発表 延辺大学
(中国・延辺)
近代日本の「はやり唄」に関する一考察 -音楽と言語を中心として-
2011.10 韓国日語日文学会・2011年度秋季国際学術学会 徳成女子大学校
(韓国・ソウル)
日韓流行歌に関する一考察 -社会言語学的分析を中心として- 2011.11 東アジア日本語教育・日本文化研究学会・2011年度国際学術大会
パリ国際都市大学・日本館(フランス・パリ)
韓国の音楽教育に関する一考察 -倭色歌謡の規制と歌謡形態の考察をめぐって- 2012. 6 韓国日語日文学会・2012年度秋季国際学術学会
南ソウル大学校
(韓国・天安)
日韓伝統音階の比較分析 -ヨナ抜き音階と平調音階の比較から- 2012.11 東アジア日本語教育・日本文化研究学会・2012年度国際学術大会 天理大学
韓国における労働運動と労働歌謡との相互作用に関する考察 2013. 5 国際文化表現学会・2013年度国際学術大会
日本大学
韓国の労働歌謡に関する考察 2013. 6 韓国日語日文学会・2013年度夏季国学術大会
清原大学校
(韓国・大田)
韓国の労働歌謡に関する一考察 -音と歌詞を中心として- 2013. 8 東アジア日本語教育・日本文化研究学会・2013年度国際学術大会 新羅大学校
(韓国・釜山)
韓国の民衆歌謡に関する考察 -運動と音の関係性を中心として- 2013.12 韓国日語日文学会・2013年度冬季学術大会
韓国外国語大学校
(韓国・ソウル)
集団的空間における歌の考察 -運動と音を中心として- 2014. 5 国際文化表現学会・第10回記念全国大会
日本大学
集団的空間における音の考察 -運動と音の関係性を中心として-
2014. 6 韓国日語日文学会・2014年度夏季学術大会
新羅大学校
(韓国・釜山)
集団空間における音と身体性の考察 −韓国の社会運動を中心として−
2014. 8 東アジア日本語教育・日本文化研究学会・2014年度国際学術大会 台湾崑山科技大学
(台湾・台南)
韓国社会における民衆歌謡の伝統性について-民主化運動前後から現在までを中心として‐ 2015. 7 日本国際文化学会・2015年度全国大会 多摩大学
国際文化交流におけるポピュラーカルチャーの機能性−日本と東アジア地域との交流を中心として− 2015. 8 東アジア日本語教育・日本文化研究学会・2015年度国際学術大会 西南学院大学
音楽がつくる公共圏をめぐってーインターカルチュラリティへの戦略的アプローチとしてー 2016. 7 日本国際文化学会・2016年全国大会・若手先端セッション 早稲田大学
共通論題報告者
山脇千賀子教授(文教大学)
島村一平准教授(滋賀県立大学)
現代韓国社会における民衆歌謡の質的考察ー民主歌謡歌手へのインタビュー調査を中心としてー 2017.5 国際文化表現学会・2017年全国大会 日本大学
音楽の社会的機能に関する考察-日韓における社会運動の事例比較を中心として- 2017.8 東アジア日本語教育・日本文化研究学会,2017年国際学術大会 仁川大学校
(韓国・仁川)
韓国の民衆歌謡に関する考察ー文化継承の視座から考える課題点ー 2018.5 国際文化表現学会・2018年全国大会 十文字学園女子大学
(新座キャンパス)
現代韓国社会の民主性-民衆歌謡歌手の創作現場を通じて- 2018.7 日本国際文化学会・2018年全国大会 多摩大学
(グローバルスタディーズ学部・湘南キャンパス)
複言語化の視点から視る韓国語教育の現状と課題-名古屋外国語大学・複言語プログラムを事例として- 2018.8 東アジア日本語教育・日本文化研究学会 2018年度国際学術大会 大連大学
(中国・大連)
複言語教育における韓国語学習―教育レベルに関する一考察― 2019.8 東アジア日本語教育・日本文化研究学会・2019年度国際学術大会 九州看護福祉大学
韓国歌謡が映し出す文化的表象性-朝鮮半島の南北関係- 2022.7 国際日本文化学会・2022年全国大会 神戸大学
日韓文化関係から視る「隣国」の距離感-『隣国語の森』にある茨木のり子の表象性を通じてー 2023.8 東アジア日本語教育・日本文化研究学会・2023年度国際学術大会 日本大学
(通信教育部)

主な教育上の業績

作成した教科書

教科書名(対象講義名) 単・共 年月 備考
政府認定図書『日本語読解Ⅱ』
2014.3 최광준,이분우,김광화,真野友恵,齋藤絢,정형,梶川信行(共著)慶尚北道教育庁
『ともだち 대학일본어Ⅰ』 2015.3 新羅大学校教養日本語教材編纂委員会(共著)新羅大学校出版部

主な職務上の業績

資格・免許

資格・免許の名称 取得年月 発行者・登録番号 備考
韓国語能力試験5級 2006.11.1 KICE: Korea Institute of Curriculum & Evaluation

社会的活動等

活動事項 期間(年月) 活動機関名
区民講座・臨時講師 2008.11 〜 2010.8 東京都大田区区民講座
第1回釜山地域中学生日本語キャンプ
(제1회 원어민과 함께하는 부산지역 중학생 일본어캠프)
2014.11 釜山中等日本語教育委員会

所属学会

所属学会名称

所属学会名称
日本国際文化学会 (2008. 6 〜 現在)
韓国・朝鮮文化研究学会 (2008.11 〜 現在)
国際文化表現学会(2009. 4 〜 現在)
東アジア日本語教育・日本文化研究学会(2009. 7 〜 現在)
韓国日語日文学会 (2011. 4 〜 現在)

所属学会役員歴等

所属学会及び役員名 期間(年月) 備考
国際文化表現学会・理事 2023年4月~現在
東アジア日本語教育・日本文化研究学会・理事 2023年8月~現在

主な職歴

期間(年月) 事項 備考
2011.3 〜 2013.2 新羅大学校教養課程大学 専任講師
(Fulltime Instructor)
2013.3 〜 2015.2 新羅大学校教養課程大学 助教授
(Assistant Professor)
学内における職位・名称統一(専任講師→助教授)
教養課程大学日本人教員主任(2014.3 〜 2015.2)
2015.4 〜 2019.3 名古屋外国語大学外国語学部日本語学科 助教
複言語プログラム韓国語コーディネーター(2017.9〜現在)
2019.4~ 現在 名古屋外国語大学外国語学部日本語学科・世界教養学部国際日本学科兼務 准教授
国際コミュニケーション研究科兼務

主な担当科目と授業の改善と工夫

主な担当科目名 対象学部・学科

担当科目名 対象学部・学科
「世界の言語A」コーディネーター・韓国語(文化・社会)講義担当 外国語学部・世界教養学部
日本文化論
日本論入門
基盤科目(ブリッジ科目)「国際文化としての日本」
講義・コーディネーター担当
現代日本の成立
現代日本の文化
日本の生活文化
異文化間コミュニケーション
国際日本文化史
国際日本文化ゼミナールⅠ~Ⅳ
世界教養学部・国際日本学科
日本文化研究Ⅰ(日本文化論Ⅰ)
日本文化研究Ⅱ(日本文化論Ⅱ)
大学院国際コミュニケーション研究科・日本語日本語教育コース
複言語教育プログラム(PLP)韓国語コーディネーター担当
(韓国語授業全体の運営整備、韓国語研修担当)
全学対象

授業の改善と工夫

改善と工夫内容
◆ 授業に対するモチベーション
国際化という概念が定着し、あらゆる分野において日本が世界とどう向き合っていき日本を発信していくべきか、また内なる国際化として他の国や地域を受け入れ、どう問題点を解消し現場を改善していくかという点が国家レベルから民間レベルまで複雑化している。そのような現状の中で提唱されはじめた「多文化共生」は現在の大学教育において最も重要な概念の一つであり、知識の習得はもちろんのこと、知識や理論を運用し自己表現を実践していくことを心掛けている。また大学での学習に合わせ、学生に個人として今後社会にどう貢献していけるかという点を問いかけていきたい。

◆ 改善・工夫
・基礎知識の習得と自己表現能力の強化
  −執筆・グループワーク・ディスカッション・プレゼンテーションなどを通じて
・視覚的な学習に限らず音や映像を通じ、感じたり考えたりすることで学習環境の幅を広げる
・自発的に学習に取り組めるよう、問題意識を高められる授業構成を試みる
  −思考の展開・疑問点の整理・東アジア地域での経験や実生活の話などを通じて
・授業概要と評価の明確化