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英米語学科田地野彰教授編集の書籍がSpringer Nature社から刊行



English Language Teaching: Current Issues and Future Prospects I

English Language Teaching: Current Issues and Future Prospects II

画像説明文

Tajino, A. (Ed.) (2026). English Language Teaching: Current Issues and Future Prospects
 Volume 1: Voices of Practitioner Researchers in Japan
 Volume 2: Enhancing Collaboration with Related Disciplines
(Springer Nature)

外国語学部英米語学科 田地野 彰教授 談

本書は、英語教育研究の現状を踏まえ、今日的課題と今後の展望を多角的に論じた、全2巻から成る学術書です。

従来、英語教育研究は、語彙・文法・発音の指導、四技能の育成、ESP(特定目的の英語)やEAP(学術目的の英語)、授業研究などを専門とする応用言語学者を中心に進められてきました。Volume 1(全21章・331頁)では、こうした英語教育研究の諸領域における最新の研究成果を紹介しています。

一方、Volume 2(全18章・263頁)では、英米文学、演劇、英語史、音声学、理論言語学、社会文化研究、自然言語処理など、英語教育研究を取り巻く多様な隣接領域の研究動向を踏まえ、それらの知見と英語教育との関わり、さらに英語教育研究の発展に向けた協働の可能性について論じています。

学問分野ごとに学会や研究コミュニティが異なるなかで、このように隣接分野の研究者が一つの英語教育研究プロジェクトに参画する試みは、必ずしも多くありません。その意味で、本書は、英語教育研究の枠を超えた多様な視点から、英語教育に関する諸課題を検討し、今後の展望を論じている点に大きな意義があります。

のべ約50名から成る執筆陣には、外国語学部英米語学科の教員を中心に、名誉教授等を含む本学関係者約20名が含まれています。また、本学のFD講演会で講師を務めてくださった金丸敏幸氏、柳瀬陽介氏をはじめ、京都大学からも10名の教授陣が執筆者として名を連ねています。

2027年度から始動する総合英語学部では、理念のキーコンセプトとして「英語の総合知」を掲げています。本書は、この概念を具現化した成果の一つと言えるでしょう。また、本書が、科学誌『Nature』の出版社であり、学術出版社として世界的に高い評価を受けているSpringer Natureから刊行されたことも、大きな意義の一つです。

本書が、英語教育研究のさらなる充実と発展を支える一助となれば幸いです。