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蘭 多可良さん



成長させてくれたバドミントン

はじめに

私がバドミントンを始めたきっかけはバドミントン選手であった父の影響でした。そこで、小学1年生より競技を始めました。また、私には姉と弟がいることから3人で切磋琢磨しながら練習してきました。

一方、父はバドミントンの技術面だけではなく歴史についてもよく話してくれていました。バドミントンの起源はイギリスの貴族の娯楽でありそこからの歴史を経て競技にまで至っています。これはバドミントンの歴史のほんの1部ですが、私は幼い頃からイギリスの歴史や英語に興味を持ちのめり込んでいきました。

その後もバドミントンを続けていきましたが、中学3年の時に摂食障害という病におそわれました。とても辛い時期でしたが両親や学校の先生、病院の先生、看護師の皆様、そして姉弟等、他にもたくさんの方々のサポートのおかげで私は幸運にもこの病を克服することができました。

回復後は高校に入学し、同時に大学進学を考えました。その時には、バドミントンを続けるかについて不安がありましたが、自分の可能性を信じ強くなりたいと思い至りました。また同時に、英語を勉強したいと強く願いました。そこで、名古屋外国語大学なら私の願いを全て叶えてくれるであろうと考え、進学先を絞り受験いたしました。そして、念願の入学を果たすことができました。

私なりに

私は本学に入学すると同時にバドミントン部に入部しました。そこでは未熟な私に熱心に指導をして下さり、さらに私のメンタル面をサポートしてくださる先輩方がたくさん在籍されていました。そして、日々の練習でお互いを高め合い、誰よりも信頼できる同期の仲間に出会うことができました。

練習に関しては、週3日という限られた時間の中で、私はクオリティにこだわりました。限られた時間の中でいかに自分を追い込むことができるかを考え毎回の練習に臨みました。しかし、ブランクのある私が他大学の選手達に勝つためには、人と同じ事をしていていてはいけないと考えました。そこで、大学での練習以外にも毎日10キロのランニングを続け、長いラリーでも負けない体力の獲得を目指しました。

その努力が実ったのか、1年生の冬に行われた愛知県学生新人バドミントン選手権大会では準優勝することができました。そして、本年度の東海学生選手権大会では団体戦2部昇格、個人戦のシングルスおよびダブルスでもベスト8に入ることができました。

まだ満足のいく結果ではありませんがこれが、“私なりに”、だと思います。さらに、この結果は私だけの力ではなく、普段から私を支えてくれた先輩方や同期の仲間、後輩たちなどすべての人々のお陰です。

次のステージへ

私は英語の勉強についてもバドミントンに負けないように頑張りたいと考えています。そのため、来年の4月から1年間、オーストラリアに語学留学する予定です。そこでもこの2年間通して部活動で培った「粘り強さ」と「努力する心」を活かしていきたいと思っています。部活動においても留学までの残された時間を大切にして、現状に満足することなく、さらに上を目指していきたいと考えています。

帰国後も団体戦2部昇格という結果をバネに部活動をより一層輝けるものにしていきます。個人戦でも次の東海学生選手権では上位入賞をめざし、思い残すことなく卒業したいと考えています。そのためには、日々の生活や練習を大切にし、そして何よりも周りへの感謝の気持ちを忘れずに謙虚な気持ちでバドミントンに向き合っていきたいです。