自己点検・評価

自己点検・評価インデックス>> 第14章第3節 (4)修学上及び生活上の相談、助言

国際交流

第3節 外国人留学生の受入

(4)修学上及び生活上の相談、助言

 国際交流部では、生活上の助言及び支援体制の充実を図り、職員の更なる資質向上のため、文部科学省等による研修や法務省入国管理局による在留資格、法的手続き等の研修へ毎年参加するなど、最新の情報収集による対応に努めている。
1. 留学生別科生
 入学時には別科生のためのオリエンテーションを2〜3日に亘って行い、生活に必要な詳しい情報の提供を行うほか、留学経験のある職員が常時相談を受付ける態勢を取り、Eメールや携帯電話などでも即時対応している。
2. 正規生
 本学の多くの留学生は、1年以上の在日経験を有し日本語能力について、日常生活上不自由がある者はいない。しかし、近年、講義の的確な理解、口頭発表、レポートの作成について日本語能力が不十分な留学生が出てきたため、能力の向上に向けてゼミ指導教員或いはクラスアドバイザー制度により適切な指導・助言を行っている。

 また、各種団体の奨学金の情報提供、大学推薦など申請の協力のほか、大学院研究科の留学生にはTA(ティーチングアシスタント)の機会や、図書館でのアルバイトなどの機会を提供している。また、本学独自の緊急救援金基金を設置するなど学内体制を整えている。
3. 非正規生
 情報提供、相談、助言などは、正規生と同様に行っている。

 学生総数に対する本学の外国人留学生の割合は2.9%であり全国平均の2.6%(2002年)を超え、平成16年度の受入計画によるとさらに増加することが予想される。数のみでなく留学生の質を高めるため交換留学生を増やすように努力したい。その一つとして現在の日本語専攻の外国人学生に加え、他の分野で日本に関心が深い学生を対象とした英語コースを平成16年9月に開講するよう準備中である。これも留学生の質の向上に貢献するものと期待されている。         

 正規の留学生の学力低下に関しては入学選抜を厳密に行い、その質を高めることが必要である。さらに増加する留学生への対応は、全学に亘る課題が多数存在するため、国際交流部のみでなく教務課、学生課、就職課などが連携し日本人学生と同様な学生サービスを受けられるようなシステム作りに努力したい。