自己点検・評価

自己点検・評価インデックス>> 第14章第3節 (1)学生の派遣

国際交流

第3節 外国人留学生の受入

(1)外国人留学生の種類

 本学の外国人留学生の受入は、平成8年にスリランカ出身の学生を1名受け入れたことに始まる。以降徐々にその数は増加し、平成15年度の留学生別科生は58名、正規留学生は、学部13名、大学院13名の26名、非正規生(研究生・特別聴講学生)は、13名の計97名である。その国籍は、56%は欧米諸国、中国23%、韓国19%の順である。(表−3参照)

 この他に初めての試みとして平成14年度に2週間の短期日本語日本文化研修で協定大学アイオワ大学(米国)より学生7名を受け入れた。双方の学生より交流のよき機会として評価されたので、今後もこのような受入も交換協定の枠組みの中で実施したい。

 本学の留学生は、交換留学生を主体に計画的に欧米系留学生を受け入れているため、その比率が高く他の大学に見られない特徴である。本学では英語を学ぶ学生が85%を占めることから学生のニーズに答えると同時にキャンパスの国際化に大きく貢献していることは高く評価されよう。
1. 留学生別科生
 本学の留学生別科は、短期留学を目指した交換留学生を中心に受け入れを行い、「日本語・日本文化プログラム」を提供している。平成15年度までに米国、英国、豪州、ニュージーランド、フランス、ベルギー(フランス語圏)、カナダ(フランス語圏)、中国、ベトナム、メキシコの合計10ヶ国の本学協定大学から累計219名を受入れて来た。その他私費の別科生17名を含め236名である。直近3カ年間では、平成13年度49名、平成14年度48名、平成15年度58名と安定した受入数となった。(各年9月〜7月集計)平成16年度には、新たに英語による「名古屋現代日本プログラム」を留学生別科に設け、欧米を中心に留学生の受け入れ態勢を強化することとなった。
2. 正規生
 外国人留学生(正規生)とは、学位取得を目的として本学の正規の課程に入学を許可された外国籍の学生であり、「留学」の在留資格を有する者をいう。平成6年度から制度的受入れを開始して以来、その在籍数は着実に増加しており、平成15年度は、学部学生は、中国9名、韓国4名の計13名、大学院研究科学生は、中国(含む台湾)5名、韓国4名の計9名、合計22名である。

 現在、中国の大学との連携教育プログラムとして共同学位制度による2年間留学の受入が具体化したので、平成18年度には年間20名を受け入れる予定である。実現すると正規生の拡大に大きく貢献をする。
3. 非正規生
 研究生、あるいは特別聴講学生として在籍する学生は、平成15年度は韓国10名、中国9名の計19名である。特別聴講学生は中国の8名で、協定大学にて交換留学生として厳選された質の高い学生である。