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自己点検・評価インデックス>> 第14章第2節 (1)留学制度

国際交流

第2節 学生の海外留学

(1)留学制度

 本学の留学制度は、大きく分けて長期留学及び短期留学(海外語学研修)の2種類がある。

 長期留学は、1年乃至6ヶ月間留学する制度で、これには交換留学と認定留学の2種類がある(表―1参照)。このうち交換留学は、本学と学生交流協定を締結している外国の大学との間で相互に学生を受け入れる制度である。交換留学であるので、授業料は相互に免除する。更に、本学から派遣する交換留学生には奨学金を支給するが、奨学金の額によって特待と一般に分かれる。なお、交換留学生の中には、本学の奨学金に代わって、日本国際教育協会短期留学推進制度による奨学金の支給を受ける者もいる。

 次に、認定留学は、本学の許可を得て外国の正規の大学又はそれに付属する語学学校(ESL)に留学する制度で、これも英語圏に留学する認定留学Aと英語圏以外の国に留学する認定留学Bに分かれる。授業料は留学先の大学にも納入しなければならないが、英語圏の場合は授業料が高いので奨学金として50万円を支給する。その他の国に留学する場合は20万円を支給する。

 交換留学或いは認定留学で留学した場合は、1年間30単位(6ヶ月の場合は15単位)まで認められ、留学期間は在学期間に算入されるので、4年間で卒業できる。

 以上のほか、制度としては認められていないが、私費留学がある。これは、休学して留学するもので、最長2年間まで認められる。通常、他大学では休学する場合、在籍料その他の名目で授業料の一部を徴収しているが、本学では創設当初から学生が少しでも留学しやすいようにするため学費を一切免除している。一方、本学の留学制度で学生を派遣する場合は、学業成績及び語学力についって一定の基準を設け、その基準に満たない者は留学を許可しない。そのため一定の基準に満たない学生にとっては、私費留学は魅力的である。また最近の傾向としてワーキングホリデーのビザを取得して働きながら留学するケースも増えている。

 次に、短期留学は、各学部・学科が企画して旅行会社の協力を得て実施する海外語学研修をいう。短期留学の場合も、1.研修期間が2週間以上で授業時間数が40時間以上のものを「海外研修I」として参加者に2単位を付与する。2.研修期間が4週間以上で授業時間数が80時間以上のものを「海外研修II」として4単位を付与する。また、奨学金として一人当り12万円が支給される。

 この他、新しい試みとして、3ヶ月間の留学制度を設けて語学研修のほかインターンシップ、ボランティア活動を組み入れたプログラムも検討中である。

 また、中国の大学との間で、相互に2年間留学させ留学先大学からも学位が取得できるという「共同学位留学制度」を開発中である。また、オーストラリアの大学との間でも本学学生が当該大学で2年間留学した場合は学位が得られるプログラムも交渉中である。