自己点検・評価

自己点検・評価インデックス>> 第13章第1節 (2)教学に関わる企画・立案・補佐機能

事務組織

第1節 大学・学部の事務組織

(2)教学に関わる企画・立案・補佐機能

 本学では、教学に関わる企画・立案・補佐機能を担う組織として教務部が設置されている。

 教務部長は、教員が併任しており、大学教務委員長として、教務関係業務を統括する一方、教員組織との調整を行っている。教務部には事務組織として教務課がある。業務内容は、年間授業計画、履修登録、定期試験、成績管理、学籍異動、卒業、科目履修生、シラバス等の教務関係事項のほか、インターンシップ、資格支援講座の業務を行っている。

 本学においても、教育課程の改定(学生のニーズにあったカリキュラムの構築)、少人数教育、習熟度別授業など多様な授業形態の導入、綿密なガイダンスの実施など教育効果を高めるための様々な試みが実施されているが、それらの企画・立案は、主として教務課が行っている。更に学生の気質や意識が年々多様化するなかで、学生個々人に対する最適な対応、学生が満足する時間割の編成、学生の要望を的確に分析し、教育効果を考えたカリキュラム編成等にどのように対処するか、これらの点についても日常窓口で接する学生との応対の中で絶えず真剣に考えて行かねばならない。このような役割も教務課に求められている。また、教務部の長が、教員であるため、教員組織との連絡、調整が円滑に行われ、教務課で企画・立案した事柄が教授会等で議論になったり否決されることはほとんどない。この意味で、本学の教学に関する事務組織体制は、適切であると考える。

 ただし、学生へのサービスがきめ細くなればなるほど事務量が増えるが、経営面から人員増は困難である。そのため、事務の省力化、効率化を進めることとし、平成15年度から、学生の負担軽減も考慮に入れて、Webによる履修登録を導入した。今後も、学生サービスを充実させるとともに事務の省力化を図るため、IT化の一層の推進が必要であり、職員の情報機器への習熟度を高めることが焦眉の課題である。