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自己点検・評価インデックス>> 第12章第1節(6)「学生のための生活の場」の整備

施設・設備等

第1節 大学・学部等における施設・設備等

(6)「学生のための生活の場」の整備

 学生のための生活の場の中心は、平成15年7月に完成したコミュケーションプラザである。この施設は、3大学学生と外国人留学生との交流の場を提供するとともに、学生相互或いは教職員との交流を盛んにするために設置されたものである。建物は、3階建てで、1階及び2階は、交流ホール、ランゲージラウンジ、書店(丸善)、焼きたてパンの店(パスコ)、喫茶(ユーハイム)で占められ、3階は、国際交流部と日本語教育センター(留学生別科)が占有している。各交流ホールには、50インチのプラズマテレビ3台が設置され、CNN,BBCのほか娯楽番組が常時放映される。また、パソコンコーナーには8台のデスクトップが設置され、貸出用ノート型パソコンも30台用意され、学生は自由に利用することができる。また、ランゲージラウンジでは、授業の合間に留学生やネイテブの若手教員と、自由に英語、フランス語、中国語の会話を楽しむことができる。この施設は、学生同士や教職員との交流を盛んにするために設置されたものであるが、勿論、個人でパソコンを使用したり、寛ぐこともできる。

 日進キャンパス内には、食堂2箇所、モスバーガーショプ1箇所、コンビニ4箇所、喫茶店3箇所のほか書店(文房具を含む。)1箇所がある。最近は学生の食生活が変わり相対的に食堂の売上よりもモスバーガーやコンビニの売上の方が多い。

 学生証は、IDカードを使用し、証明書の発行、食堂、売店、通学バス等に係る手数料、利用料金はすべて個人の預金口座から自動引き落としである。

 課外活動施設としては、体育館、総合グランド、テニスコートのほか部室(24室)があるが、サークル室や部室については特に不足が目立つ。本学には50以上のサークル・クラブがあるが、部室は24室しかない。体育館、総合グランド、テニスコートも3大学競合ししており、今後は、体育施設及び課外活動施設の一層の充実が求められる。
保健管理施設としては、保健室が、本館2階の1室(30u)に設けられ、保健師1名が学生課との兼任で配置されている。学 生数の規模からみればこれでは不十分の謗りは免れない。学生相談室も3大学共通の施設として共用棟(E館)に設けられているが、これも3人の非常勤のインテーカーが配置されているのみである。年々情緒不安定や無気力な学生が増えており学生相談室の役割がますます重要になっている。こういう情況を踏まえて、3大学共通の保健管理センターの設置構想が浮上しており、この構想の早期実現が望まれる。

 日本語教育センターにおいて日本語・日本文化プログラムを受講する外国人留学生のための宿泊施設としてインターナショナルハウスが設置されている。同施設は、平成13年9月に完成し、2階建で、居住スペースとしては、バス、トイレ付き個室60室、2人部屋2室、身体障害者用室1室があり、交流スペース、中庭、補食コーナー、ランドリーなど生活に必要な設備がある。学習・談話室にはコンピューターも配置され、外国人が手軽に日本を体験できる和室もあるなど、快適な生活環境が整備されている。また同施設は、本学のキャンパスに隣接し通学に便利な位置にある。

 この他、長野県木曽郡に3大学共用の研修施設として中西学園木曽駒研修所がある。この施設には、洋室4室(1室2段ベッド4台、8人収容)和室4室(各6帖)の他、ホール兼食堂、浴室、洗面所、乾燥室等が備えられており、各種の研修やレクリエーションに広く活用されている。

 以上の通り課外活動及び保健管理施設を除いては、学生の生活の場としてほぼ学生の満足が得られる程度に施設・設備を整えていると自負している。本学は創設されて日が浅く、これまで、教育・研究施設に重点を置いて整備を図ってきたが、今後は、学生生活をより豊かにさせるため、早急に課外活動施設及び保健管理施設の充実を図るよう法人と交渉中である。