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2012年度


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4月4日、5日 フレッシュマンキャンプ

毎年恒例のフレッシュマン・キャンプが4月4日(水)・5日(木)と、1泊2日の日程で行われました。参加者は71名の新入生と10名の教職員でした。

学科教員の紹介の後、新入生による自己紹介、そしてフランスおよびフランス語にかかわるレクリエーションを行いました。
夜は夕食を取りながらテーブルマナー講習を受け、その後、本学科の卒業生2名と在学生1名(4年生)に就職や留学に関する体験談を語ってもらい、大学生活だけでなく、今後の将来を考える上でとても役立つ具体的な話を聞くことができました。

翌日には短期海外研修や授業紹介など、学科ガイダンスを行い、二日間を通して学生同士だけでなく、学生と教員間でも交流も深めることができ、新たな一年をスタートさせる非常に良い機会になりました。

5月29日 講演会

2012年5月29日(火) フランス語学科主催講演会

【 演 題 】 : 「夢を持つな!目標を持て!」

【 講 師 】 : 宗次 徳二 氏 (株式会社壱番屋創業者特別顧問、宗次ホール主宰者)


 今年の講演会では、CoCo壱番屋の創業者としてだけでなく、多様な分野での支援・活動を続けるNPO法人イエロー・エンジェルの設立者としても、更には名古屋市内にあるクラシック音楽専門の宗次ホールのオーナーとしても有名な、宗次徳二氏をお迎えして貴重なお話を伺いました。当日は学内他学科、他学部からの参加者のみならず、一般の方の来聴もあり、大教室がほぼ満席となるほど盛況でした

その経営戦術で名高い宗次氏による「夢を持つな!目標を持て!」という演題からは、フランス語学科とのつながりが見えにくいかもしれませんが、講演に先立って述べられた熊澤学科長の言葉通り、かの有名なデカルトが勉学の後に書物を捨てて現実世界に飛び込んでいったように、今回の講演を通じて宗次氏の世界をほんの一部でも肌で学ぶことができたように思われます。

買ったばかりの黄色いネクタイは398円、980円のワイシャツに4足9800円の靴という衝撃的なお披露目に始まり、ユーモアあふれる巧みな話術とその内容に会場は何度も沸き上りました
苦労の多い少年時代、アルバイトで稼いだお金で録音機を買い、初めて録音したものがメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲ホ短調。以来、毎朝その曲を聴いてから高校へ通ったとのお話から、宗次氏とクラシック音楽とのつながりに止まらず、クラシック音楽が持つエネルギー、そして内に秘める一端を少なからず窺い知ることができたのではないでしょうか。
クラシック音楽といえばフランスとは無関係ではありません。また、支援活動という視点でクラシック音楽を捉えれば、現在携わっていらっしゃる幅広い分野での社会貢献へとつながります。お話を伺えば伺うほど、宗次氏の世界の奥深さと幅広さに魅せられました。
創業以来、右肩上がりを続けるCoCo壱番屋は値下げをしたことがないとの方針は、ネクタイや靴の値段に反映されているように他者を気に留めない自らの信念によるものだと感じられました。大切なことは仕事に身をささげる積極的な姿勢であり、一年規模の目標を立てて確実に達成し、これを毎年繰り返していくべきだとのメッセージは、ビジネスに限らず人生そのものについても十分活かされるものとして受け止めることができました

この日、本学の後にもう一つご講演が控えていた程ご多忙な宗次氏に、貴重な時間を割いてご講演にお越しくださったことを、学科一同、心から感謝申し上げます。

8月4日~27日 第5回夏期海外研修

フランス語学科主催の第5回ブリュッセル夏期海外短期研修が行われ、フランス語学科2年次生11名が参加しました。ここでは本研修について報告したいと思います。
 セントレア(中部国際空港)を8月4日(土)にフィンエアーで発ち、ヘルシンキ経由で同日夕方、ブリュッセル国際空港に到着。現地で研修をコーディネートしてくださるブリュッセル外国語大学の渡辺先生が出迎えて下さいました。学生たちは空港内のスーパーで、必要な品物を自分で買うこととなり、最初こそ戸惑い気味でしたが、全員がフランス語でスムーズに買い物ができた様子。我々引率教員も少し安心しました。翌日はブリュセルの市内観光。長旅の疲れも見せず、朝から夕方まで街をくまなく歩き回る姿に、「若いって素晴らしい!」と感心せざるを得ませんでした。

 その次の日から、ブリュッセル外国語大学のキャンパス内での語学研修が本格的に始まりました。授業は週末以外毎日行われ、例えば、世界遺産に登録されている「オルタ美術館」とアール・ヌーボーについての解説、といった内容。簡単な会話や文法だけでなく、文化や歴史の香りのする授業はとても印象的でした。こうした授業以外でも、朝食の食材の買い出しや、昼食を自分たちだけで取るなど、フランス語が溢れる生活空間の中で刺激的な毎日を過ごしたようです。また、ブリュッセルで日本語を学ぶベルギー人学生との交流会や、授業を担当してくださったドゥトレ先生とも見学や食事を共にして親睦を深めることができました。

 今年のブリュッセルは朝夕の気温は低かったものの、日中は天候に恵まれたこともあり、授業の合間には、EU評議会、王宮、王立美術館、楽器博物館などベルギーならではの施設を見学、さらに週末を利用してブリュージュ、ゲント、アルデンヌ等を訪ね、中世に栄えた街を目の当たりにすることができました。また、ロンドンパリへも足を運び、同じヨーロッパ内でも地域によって大きく異なる文化、社会を自らの目で確かめる貴重な機会を得たように思われます。学生からは、この3週間の研修の中で、「歴史を知りたいと思うようになった」、「フランス語を話す自信がついた」、「自分の弱点が分かった」等という声が届いていることからも、本研修が有意義なものであったことがうかがわれます。

第22回 暗唱・弁論大会

フランス語学科恒例の暗唱・弁論大会が、去る11月29日(木)に511教室にて開催されました。
開会にあたり、小山先生の挨拶に続いて、「アリアンス・フランセーズ愛知」の館長であり、この大会の審査員でもあるクリストフ・ドレイエール(Christophe DREYER)氏からも激励のメッセージをいただきました。続いて、学内の審査員としてフィリップ・ラッシュ先生、ローラン・アヌカン先生、ヤニック・ドゥプラド先生の紹介が行われました。

アリアンス・フランセーズ愛知 ドレイエール館長

通訳を務める伊藤先生

今年の参加者は、暗唱の部は70名、弁論の部は16名でしたが、他学科の学生でフランス語を第二外国語として学んでいる学生からも数名参加があり、学内でも学科の垣根を越えて日々の学びの成果を競い合いました。
大会までの約1か月間、暗唱の部への参加者は自ら選んだ詩を、そして弁論の部への参加者は自ら用意した発表原稿の練習を積み重ねました。その間、ネイティブの先生の協力の下、発音やイントネーションに留まらず、詩の朗読やスピーチの発表に必要な表現力についても指導を受けました。大会当日には、暗唱の部では1年生ながらも素晴らしい発表が数多くあり、また、主に留学帰国者が参加する弁論の部では、留学を通して学んだことに基づいた、個性豊かな興味深いスピーチをそれぞれ披露してくれました。
 公正な審査の結果、見事入賞を果たした学生は次の通りです。

1.弁論の部

名前 タイトル
アリアンス・フランセーズ特別賞 Manami NAGASAKI Un séjour enrichissant
特別賞 Yuka NÎJIMA Ça m'est arrivé dans une ville bilingue
特別賞 Akari KURITA Ne pas généraliser trop vite !

2.暗唱の部

名前 タイトル
1位 Manami IZAWA Maman et son dîner
2位 Rina YAMAGUCHI En attendant le thé
3位 Yaya NAGATOMO Joachim a des ennuis
佳作 Riho YAMADA L'étranger
佳作 Yuki USHIMURA Comment peut-on posséder les étoiles ?
佳作 Mayu ASAI Joachim a des ennuis
佳作 Kunpei NAGAOKA Comment peut-on posséder les étoiles ?
佳作 Chika ASAI Et puis il le lui avait dit
佳作 Mai HIROTA Je suis un pâle enfant du vieux Paris...
入賞者には「アリアンス・フランセーズ愛知」よりフランス語講座無料受講権やフランス音楽のコンサートチケットなどの賞品が贈呈されました。これを機に今後も意欲的にフランス語の学習に取り組んでくれることを期待しています。

第22回春期海外研修

ベルサイユ宮殿前にて

モン=サン=ミシェルを背に

春の研修(2月13日~3月11日)は、フランス語学科の1、2年生24名が参加しました。
ヴェルサイユ宮殿モン=サン=ミシェルの見学を含む3泊4日のパリ日程の後、フランスの高速列車TGVでニースに向かい、そこから南フランスのカップ・ダイユという海辺の町にある地中海研究センター(CMEF)へ移動しました。センターでは、実用性を重視したフランス語の授業を受けると共に、課外でマントンやニース、モナコ、イタリアのサン・レモとインペリアを訪れ、美術館や博物館、カーニヴァルなどの見学をする機会もありました。また、センター内でもお菓子作りや、ダンスパーティー、イタリアやスペインなどから来ている研修生達との文化交流のイベントなどがあり、大いに盛り上がりました。残念ながら、今年は寒い上にお天気に恵まれない日が多かったのですが、有意義な研修でした。

ニースのレモン祭りにて

地中海研究センター(CMEF)での朝食

南仏の海岸にて