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カメル・ダーウド氏講演会(特別ゲスト・李琴峰氏)


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カメル・ダーウド氏

カメル・ダーウド氏講演会
(特別ゲスト・李琴峰氏)


 11月11日(月)511教室にて、フランス語学科とアリアンス・フランセーズ愛知フランス協会による秋の共同企画として、アルジェリアの作家カメル・ダーウド氏を迎え、フランス語で執筆した小説『もうひとつの『異邦人』—ムルソー再捜査』(2015年度ゴンクール新人賞受賞作、日本語版は鵜戸聡氏訳、水声社刊)を紹介していただくとともに、同じく外国語で書く作家として、特別ゲストである台湾籍の日本語作家・李琴峰氏と、旧植民地において植民者の言語を選択することについて、公開対話を行いました。

アルジェリアではアラビア語が宗教と関連した神聖な言語とされており、フランス語を選ぶことは一種の言語的裏切りとみなされるというダーウド氏の主張に対し、台湾では中国語と日本語の間にそのような関係はなく、15歳の時に自らそれが美しい言語と感じて学び始め、台湾大学で日本語を専攻した後、早稲田大学大学院に留学し、たまたま日本語で書いた小説が出版されたのをきっかけに作品を書き続けていると李氏は語りました。

本講演は、中国語学科、日本語学科、国際日本学科などの複数の学科の教員、学生たちの協力を得て実現しました。これまで以上に国際的な講演会となったと思います。

李琴峰氏