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第11回 「中国報道の舞台裏」



中日新聞・東京新聞論説委員(現代中国、地方政治担当) 加藤 直人 先生

中日新聞・東京新聞論説委員(現代中国、地方政治担当)
加藤 直人 先生

今の中国の報道されることのないお話も聞くことができ、とても勉強になりました。中国の方のイメージは、私の中では日本で「爆買い」をする人たちというのが1番強かったです。しかし、その人たちは一部でしかなく、ご飯を食べることさえ苦労している人々がいることを知り驚きました。
 また、年間に中国内で起こっている暴動は20万件あり、そのほとんどが格差による問題で、暴動起こしていると聞きました。家に「とりこわし」の紙を貼られて即壊されたり、同じ上海市内にいても貧富の差が大きかったり、私たちの耳にすることがないお話を今日聞くことができました。
また、政治家の汚職問題も印象に残りました。日本でも最近大臣や党を辞職する人が多いですが、年間4万7,600人もの政治家を辞職させてしまう習近平は恐ろしいけれど勇気のある人なんだなと感じました。
今日、加藤先生のお話を聞いて中国の裏側を少し見れた気がします。私も今年20歳になるのでもう少し政治に興味を持っていきたいと思いました。
鈴木 芹菜

日本の隣国、中国では今、過去最悪の言論統制が行われている。「国営メディアは党と政府の意見を代弁すべき」という習近平氏の言葉により、まず公的なマスコミが規制された。そればかりか、インターネット安全法による監視もあり、「政治的に敏感な用語」を一定数使用すると携帯電話はストップする。恐ろしい事は、政府ではなくただの携帯会社が行っているところだ。政府の意思が、人民にも浸透していることを示している。なぜこのような強硬路線変更が受け入れられてしまっているのか。それは、中国人の格差に対する不満が原因だ。習氏はこの不満を解消しようと様々な政策を行い、評価され、「核心」と明記されるまでになった。
この状況に、私は危機感を抱く。厳しい言論統制により、外国人記者の入国も妨げられる現在、中国のような大国はどうなってしまうのだろうか。 10億人以上の人々が抱く不安の解消には、確かにカリスマ的存在が必要なのかもしれないが、それにより盲目になってしまう事は避けなければならない。
松世 望