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第7回 「樹上100メートルの冒険」



ツリークライミングジャパン代表  John Gaslight先生

ツリークライミングジャパン代表
John Gaslight先生

今回の講義は本当に心に響くものばかりで、中には胸が苦しくなるような体験談もあった。その中でも私が特に心を打たれたのは「千円ルール」だ。これは今の日本のすべての学生が知っておくべきものだと思う。どんなに踏み潰されても、ぐちゃぐちゃにされても人間の価値は変わらないということを。なぜなら多くの日本人の若者は自分自身に自信を持てず、自分の存在意義を見いだせていないからだ。それが今の日本の自殺率の高さの原因の一つではないだろうか。そして、それと同時に日本にはdream breakerが多い気がしてならない。小さい頃は何を書いても許されていた将来の夢を書く欄が、中学・高校と年齢を重ねるうちに「叶えられそうなこと」を書く欄に変わっていく。何か壮大なことを書けば、現実を見ろよと言わんばかりの視線が飛んでくる。確かに現実と向き合うことは大切だ。しかしそれを決めるのは周りではなく、自分自身ではないか。そして、そんな夢をもっている人に出会ったら、それを心から応援できるdream makerに私はなりたい。
村井理沙

昨年7月、神奈川県相模原の障がい者施設で殺傷事件があった。容疑者は「障がい者は生きている価値がない」など、ひどく障がい者やその家族を傷つける供述をしていて、ニュースを見ていた私も怒りや悲しみの気持ちでいっぱいになった。少しでも人と違うだけで、その人の価値が無くなるというのは、全くおかしなことである。千円札はどんなにぐしゃぐしゃになっても千円札であり、千円札だという事実に変わりはないし、価値が無くなることもない。私たち人間にもこれと同じことが言える。生まれつき歩けなくても、事故で能に障がいが残っても、その人はその人のままで、価値が無くなることはない。そもそも一人ひとりが違う人間で、人それぞれに個性がある。人と違うだけで、その人の存在価値までも無くなってしまったら、クローン人間が溢れるような、恐ろしい世界になってしまうだろう。人の弱みを見つけて足の引っ張り合いをするより、人の良いところを見つけて、人の夢を応援することができれば、この世界はもっと明るく、素敵なものになるだろう。
金子茉由