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第4回 「地球の反対側、アルゼンチンとウルグアイの音楽からわかること」



名古屋大学大学院人文学研究科准教授(文化動態学)  西村秀人先生

名古屋大学大学院人文学研究科准教授(文化動態学)
西村 秀人 先生

今回の講義で最も重要な点は、伝統文化はその時代の状況に応じて変化していくものだ、ということである。旧植民地時代の都市下層住民たちの間で親しまれてきたタンゴは、他の国や地域からの音楽の流入によって、変化を生じ、また新たな音楽も誕生した。アルゼンチンタンゴは、技術の進歩によって楽器が増えたり、又、経済や財政の危機により、バンドの人数が減ったりなど、社会の流れに応じて変化していった。大統領の失脚や辞任によって、タンゴは衰退したり、若者が守ろうとする動きもあった。これはそれだけ、国の文化としてタンゴが大切にされてきたからだと思う。タンゴは海外にまで広まり、西村先生のような研究者まで現れた。外から自分の国を見ることでわかることがある、と先生はおっしゃった。他の文化を知ることで、自国の文化についても気づくことがあるのだ。
袴田蓮哉

私が今回の講義で特に重要であると思ったことは2つあり、1つは他国の文化について研究・調査することの重要性である。私はこれまで研究や調査というのは対象物を調べるにつれて、それに対しての知識や理解を得るだけだと思っていたが、それだけではないということが分かった。たとえば今回の西村先生の話では、アルゼンチンとウルグアイについて、研究することによって、自国にさらなる興味を持つということだ。何かについて考えるということは「鏡」の役割を果たすということに気付いた。
 2つめは、客観的に物事を見ることの重要性である。西村先生が「外国人だからできる見方がある」とおっしゃっていたように、物事を客観的に見つめ直すことは、とても大切だと思う。私も、日本人なのに意外と日本について深く知らないこともあったりするので、主観的に考えるだけでなく、2つの立場から物事を考えて、行動できるよう心がけていきたい。
松尾英樹