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ホーム > 現代国際学特殊講義 > 現代国際学特殊講義A > 現代国際学特殊講義A 2017年度1期 > 第3回 「製品開発の進め方:日本企業と中国・韓国企業との違いは何か」

第3回 「製品開発の進め方:日本企業と中国・韓国企業との違いは何か」



一橋大学教授  都留 康先生

一橋大学教授
都留 康 先生

私が初めて知ったことの一つとして、製品にはモジュラー型とインテグラル型の二種があるということです。加えて、中国はモジュラー型、日本や韓国はインテグラル型であるという違いも知りました。部品と機能との関係が単純であるというモジュラー型に対し、その関係が複雑であるというインテグラル型は、まさに日本が世界に誇るものづくりという点に結びつくと思いました。さらに興味深いと思ったことは、他人への協力が人事評価の対象となっている日本というテーマです。最近よく耳にする過労死という問題に直結している点がとても興味深かったです。社員たちが上司に認められると考える一番の方法が残業であり、これは同時に前述した他人への協力という点につながるのだと知りました。日本の企業が抱える問題がこうして製品開発の面と非常に密接な関係であることはとても印象的でした。
山中美幸

人に個性があるように、それぞれの国にも個性がある。従って製品開発の進め方にも国家間で大きな差がある。日本の強みは、様々な問題の解決に社員同士が協力し合うことだという。海外の人から「日本の技術はすごい」と言われることが多いと感じるが、それも社員同士が助け合い、何かを生み出しているという結果なのかもしれない。しかし、開発のスピードが他国と比べて遅く、チャンスを逃すこともあるそうだ。この点が、世界に誇れるものがある一方、日本企業が海外企業に買収されることが多くなってきた一因なのだろうか。これからも日本は戦わなければならない。日本の良い面を生かしながら戦って欲しいし、日本が絶対に負けないものを作らなければならないとも思う。しかし、戦うだけでなく、他国と共同開発という形をとることもありなのではないだろうか。それぞれの国に強みがあり、弱みがある。強みを合わせれば一つの国で作るより、より良いものを生み出せるはずだし、弱みを国同士でカバーできるはずだ。
森川 あゆみ