グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム > 現代国際学特殊講義 > 現代国際学特殊講義A > 現代国際学特殊講義A 2016年度1期 > 第11回 「ボストン美術館の浮世絵 展覧会ができるまで」

第11回 「ボストン美術館の浮世絵 展覧会ができるまで」



名古屋ボストン美術館 学芸部係長 鏡味 千佳 先生

名古屋ボストン美術館 学芸部係長
鏡味 千佳 先生

今回鏡味先生のお話を聴いて、今まで私はそこに展示されている作品しか見ていなかったのだということに気づかされました。何度も様々な美術館に行きましたが、作品が角から必ず1メートル離されていること、1点1点照明の当て方を変えていること、作品を壁に固定する金具がわざわざ経師紙という紙で隠されていることなど、どれも初めて知ることばかりでした。私たちが作品を1番良い状態で観ることができるように、展覧会をつくる人たちは数多くの作品の調査から始まり、作品を展示する壁紙の色や作品解説、章パネル、ポスター、チラシのデザインにまで悩み、こだわっています。最近では若い人に向けてSNSで発信できるような写真撮影のスポットを設けたり、グッズを作成したりもしています。私たちが過ごす数時間のためにどれだけ多くの人が関わり、時間が費やされてきたのだろうと考えると、美術館に行くということがただの芸術鑑賞ではない特別なものになる気がします。
日本語学科 佐野朱音

美術館や浮世絵、展覧会というあまり馴染みのないテーマでしたが、実は私たちが今学んでいる現在の文化「ポップカルチャー」を知る上で、美術館や展覧会に行って、昔のポップカルチャーに触れることは最も大事なことであるのだと感じました。それは、今日先生がおっしゃっていた「江戸のポップカルチャー」という言葉をきいて強く感じたことでした。現在の最先端の文化は、かつてそれぞれの時代の人々が築き上げてきた「ポップカルチャー」の積み重ねであり、それらを学ぶということは現在の「ポップカルチャー」をさらに深めることにつながっていくということを改めて感じました。昔のことを学び、感じる必要があるのか、と思う人は多いと思いますが、今の私たちが生かされているルーツを知るということは無駄ではなく、さらに、自分たちのこれからの歩みが歴史になっていくという自覚を持つことができる、一番の方法ではないかと思います。私もまた久々に、美術館に行ってみたいと思いました。
日本語学科 矢澤佳苗