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第5回 「集大成としての名古屋城」



奈良大学学長・考古学者  千田嘉博先生

奈良大学学長・考古学者
千田 嘉博 先生

名古屋城が歴史を紐解く上で重要な意味をもつことが分かった。これまでお城を見る機会があっても石垣の状態や建物の位置を気にすることはなかった。しかし、石垣の石の積み方を知ることで、石垣の切れ目が分かり、かつて秘密の入り口があったことが分かったり、建物の並びから馬出しの位置を知ることで、当時家康が戦に備えて城のつくりを工夫していたことが分かる。城の4方向、どこからでも攻撃できるつくりは、家康の攻めの姿勢がよく表れている。馬出しを4方向に設けた城のつくりはイギリスのロンドン塔やフランスのカーン城でも用いられており、名古屋城が人類の城のつくりの普遍性を示していることが分かる。私は、当時のものは修復をせず、そのままの状態で残しておく方が良いと思っていたが、当時の様子を小さなヒントから再現し、復元していくことも、歴史を残していく上で大切だと感じた。今後は小さな手がかりからどのように歴史が解き明かされたのかに着目し、より深く考えられるようにしたい。
日本語学科 髙井桂奈

千田先生の講義を通して、名古屋城が優れた構造をしており、どれほど評価されているのかを学ぶことができました。講義の中で特に印象に残ったのが、名古屋城が日本三名城の一つであるということです。よく県外に住む知人友人から「愛知や名古屋って観光する場所がないよね。」と言われます。正直、今までの私も同じように思っていました。しかし、名古屋城が日本の城郭史において重要であり高い評価を受けていることを知り、愛知・名古屋の誇る素晴らしい観光地だと気づきました。また、日本だけでなく世界の城と比較しても、戦に有利な構造になっており、中世の城を超越していたという点に驚きました。今回、名古屋城について学びとても興味を持ちました。そして、もっと多くの人に名古屋城を知ってほしい、見に来てほしいと感じました。今日学んだことを活かして、名古屋に住んでいる私たちが魅力を伝えていけるよう、これから何をすべきなのか考えてみようと思います。ありがとうございました。
日本語学科 高橋遥