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第2講 フランス語文法への第二歩 ―危ない動詞の活用ア・ラ・カルト―


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 フランス語文法の初歩を学び始めた皆さんが、最初に「嫌だな~」と感じるのは、動詞の活用ではないかと思います。主語人称代名詞が発達しておらず、活用形だけで主語と動詞の意味を表わすことの多かったラテン語をご先祖様に持つフランス語の動詞には、ラテン語ほどではないにしても、今だに楽しげな(?)変化をするものが少なくありません。でも、動詞がわからないとどうしようもありませんから、活用の規則以外は、余計なことを考えず、まずは、ひたすら楽しく歌うように、文法の教科書にある活用一覧を発音してみてください。フランス語の美しい発音には、活用の煩雑さを忘れさせる不思議な魅力がありますから。
 長年初歩のフランス語を教えてきた経験から言えば、学生の皆さんのつまづきの石となっている活用形のタイプは多々あります。しかし、本課に与えられたスペースには限りがありますので、ここでは、特に問題にしたい基礎事項の中のいくつかに絞ることにしました。各項目ごとに練習問題も若干添えてあります。解答は本課の末尾にあります。では、始めましょう!

アクセントの移動に伴って変則的な変化をする少々デリケートなer動詞

① 原形の語尾がe+子音+erである動詞→e(弱いウ[a]または無音)がè(広いエ[ɛ]または無音)に変化!


ただし、この変化をするのは、nousとvous以外の人称の活用形に限られます。例えばlever[ルヴェ]がそうです。活用形は、以下の通りです。
lever (上げる)
je lève
ジュ・レーヴ
nous levons
ヌ・ルヴォン
tu lèves
チュ・レーヴ
nous levez
ヴ・ルヴェ
il/elle lève
イル/エル・レーヴ
ils/elles lèvent
イル/エル・レーヴ
 フランス語の単語は、読まれる最後の母音にアクセントがかかります。活用表では、アクセントのかかる部分に枠が付けてあります。原形は、語尾のe(狭いエ[e])に、nousとvousの活用形もそれぞれ語尾のon(オン[ɔ̃])とe(狭いエ[e])にアクセントがかかります。
 ところが、その他の人称の活用形は、語尾の母音が発音されず、その前の読まれる母音にアクセントがかかります。その際、語尾にある綴り字eが、アクセントがかからない時の弱いウ[ə](又は無音)の発音から、アクセントがかかることで広いエ[ɛ]で発音されるのに伴い、綴り字も広いエ[ɛ]の発音を表わすèに変えます。
 要するに、eの綴り字をèと変えて、印象の薄い弱いウ[ə] (又は無音)ではなく広いエ[ɛ]で発音させるのです。確かに、je leve [ジュ・ルヴ] よりも、eèに変えたje lève [ジュ・レーヴ] の方が発音しやすいですね。アクセントの移動を意識しながら、枠を付けた部分にアクセントを置いて、leverの活用形を改めて発音してみてください。

amener (連れてくる)、élever (育てる)、se promener (散歩する)なども、同じ仲間です。
アムネ           エルヴェ        ス・プロムネ
この他、重要な基本動詞acheter(買う)も同じ変化をしますが、これは、次の②で出てくる、
                アシュテ
語尾がeterで終わるタイプ(子音を重ねてアクセントの移動に対応)の例外と言えます。

【練習問題】 以下の動詞の活用表を完成しましょう。

1) acheter : j'___, tu ___, il/elle ___, nous ___, vous ___, ils/elles ___
2) se promener : je me ___, tu te ___, il/elle ___,
             nous nous ___, vous vous ___, ils/elles se ___
② ①のタイプのうち、原形の語尾がelerまたはeterである動詞→eの後の子音(lやt)が重複形に!


 この変化も、nousとvous以外の人称で起こります。子音の重複は、①と同様に、アクセントの移動による母音の音の変化を綴り字で示すためです。例えば、appeler[アプレ]とjeter[ジュテ]がそうです。
appeler (呼ぶ) jeter (投げる)
j'appelle
ジャペール
je jette
ジュ・ジェット
tu appelles
チュ・アペール
tu jettes
チュ・ジェット
il/elle appelle
イラペール/エラペール
il/elle jette
イル・ジェット/エル・ジェット
nous appelons
ヌ・ザプロン
nous jetons
ヌ・ジュトン
vous appelez
ヴ・ザプレ
vous jetez
ヴ・ジュテ
ils/elles appellent
イルザペール/エルザペール
ils/elles jettent
イル・ジェット/エル・ジェット
 ①では、eèと変えて、広いエ[ɛ]の発音にしましたね。このタイプでは、e二重子音字とすることで、e(軽いウ[ə]又は無音)を広いエ[ɛ]で発音することを示します。二重子音字の前のeは、単独のè同様、広いエ[ɛ]で発音できますから。確かに、j'appele[ジャプル]よりも二重子音にしたj'appelle[ジャペール]の方が発音しやすいでしょう? アクセントを枠の中の母音に置いて、改めてappelerとjeterの活用形を発音してみましょう。
 rappeler(ラプレ・思い出させる)、rejeter(ルジュテ・投げ返す)などがこの仲間です。
 なお、acheterは例外で、既に見たように、語尾がeterで終わっているのに、子音を重ねないで、eèに変えてアクセントの移動に対応するのでしたね。

【練習問題】 以下の動詞の活用表を完成しましょう。

3) rappeler : j'___, tu ___, il/elle ___, nous ___, vous ___, ils/elles ___
4) rejeter : je me ___, tu te ___, il/elle ___,
          nous nous ___, vous vous ___, ils/elles se ___
③ 原形の語尾がé+子音+erで終わる動詞→é(狭いエ[e])がè(広いエ[ɛ])に変化


 これも、nousやvous以外の人称について起こるもので、アクセントの移動に伴う変化です。語尾の綴り字éが、アクセントのかかっていない狭いエ[e]の発音から、アクセントがかかることによる広いエ[ɛ]への変化に伴い、綴り字も、広いエ[ɛ]の発音を表わすèに変わることになるのです。
 例えば、espérer [エスペレ] がそうです。以下がその活用形です。枠を付けた部分がアクセントのかかる母音ですから、アクセントの移動を意識しながら声に出して発音してみてください。
espérer (期待する)
j'espère
ジェスペール
nous espérons
ヌゼスペロン
tu espères
チュ・エスペール
vous espérez
ヴゼスペレ
il/elle espère
イレスペール/エレスペール
ils/elles espèrent
イルゼスペール/エルゼスペール
 確かに、アクセントがかかる時、上下の唇のあきが狭い上に、唇の両端をぐっと引いて発音する狭いエ[e](かなり緊張を強いられる音です!)で発音するéより、もっと気楽に口をあけられる広いエ[ɛ]で発音するèの方が、次に控えている子音の発音にすんなり移れますね。j'espère[ジェスペール]とèにアクセントをかけてゆったり発音してみましょう。

céder (譲る)、préférer (~の方を好む)、répéter (繰り返す)などがこの仲間です。
 セデ      プレフェレ             レペテ

【練習問題】 以下の動詞の活用表を完成しましょう。

5) préférer : j'___, tu ___, il/elle ___, nous ___, vous ___, ils/elles ___

原形の語尾がirで終わるのにer動詞?

④ 原形の語尾がirで終わるのに、語尾がerで終わる規則動詞と同じ変化をする動詞


 partirやsortirなど語尾がirで終わる不規則動詞については、その重要性のせいもあり、たいていの教科書や参考書では、特に解説付でクローズアップされているものです。しかし、語尾がirで終わるのに、er動詞と全く同じ活用をする動詞については、さりげなく後で活用形が示されるか、簡略な文法の参考書では扱われていないこともあります。
 案外基本的な動詞が含まれていますから、ここで特に注目していただきましょう。ouvrir[ウーヴリール]で活用の例を示します。
ouvrir (開く)
j'ouvre
ジューヴル
nous ouvrons
ヌズーヴロン
tu ouvres
チュ・ウーヴル
vous ouvrez
ヴズーヴレ
il/elle ouvre
イルーヴル/エルーヴル
ils/elles ouvrent
イルズーヴル/エルズーヴル
原形がirであることを除けば、活用形は、第1群規則動詞であるer動詞と同じです。
couvrir (覆う)、découvrir (発見する)、offrir (贈る)、souffrir (苦しむ)などがその仲間です。
クーヴリール  デクーヴリール      オフリール    スフリール

ただし、過去分詞は、ouvrir→ouvert[ウヴェール]、couvrir→couvert[クヴェール]、offrir→offert[オフェール]、souffrir→souffert[スフェール]となります。
この他cueillir(摘む)のタイプは、er動詞と同じ活用ですが、過去分詞はir動詞と同じ、cueilli[クイ]です。

【練習問題】 以下の動詞の活用表を完成しましょう。

6) offrir : j'___, tu ___, il/elle ___, nous ___, vous ___, ils/elles ___

単純未来形の語尾も注意!

⑤ 条件法現在形の語尾と単純未形の語尾は混同しやすい!


 条件法現在形と単純未来形の語幹は共通なので、学習しやすい反面、類似した語尾を混同しやすいという難点もあります。それぞれの語尾を並べてみます。
人称 直説法単純未来の語尾 条件法現在の語尾
je  rai [re レ]  rais [rɛ レ]
tu  ras [ra ラ]  rais [rɛ レ]
il/elle  ra [ra ラ]  rait [rɛ レ]
nous  rons [rɔ̃ ロン]  rions [rjɔ̃ リィオン]
vous  rez [re レ]  riez [rje リィエ]
ils/elles  ront [rɔ̃ ロン]  raient [rɛ レ]
 残念ながら、カタカナ表記では発音の違いが表わせませんが、一人称単数の語尾の母音は、単純未来では、狭いエ[e]、条件法では広いエ[ɛ]で発音されます。また、条件法の語尾は、r+直説法半過去の語尾になっているので、単純未来とはっきり区別できます。
 特に三人称複数形で、両者を混同する学生が多いように思います。以下に活用例を示しますから、違いを改めて確認してみてください。
aimer(愛する)[aimeが語幹]
単純未来 条件法現在
j'aimerai
ジェムレ
j'aimerais
ジェムレ
tu aimeras
チュ・エムラ
tu aimerais
チュ・エムレ
il/elle aimeras
イレムラ/エレムラ
il/elle aimerait
イレムレ/エレムレ
nous aimerons
ヌゼムロン
nous aimerions
ヌゼムリィオン
vous aimerez
ヴゼムレ
vous aimeriez
ヴゼムリィエ
ils/elles aimeront
イルゼムロン/エルゼムロン
ils/elles aimeraient
イルゼムレ/エルゼムレ
【練習問題】 それぞれ(A)単純未来形と(B)条件法現在形にしてみましょう。

7) chanter(歌う) :
   (A) j'___, tu ___, il/elle ___, nous ___, vous ___, ils/elles ___
   (B) j'___, tu ___, il/elle ___, nous ___, vous ___, ils/elles ___
8) finir(終える) :
   (A) j'___, tu ___, il/elle ___, nous ___, vous ___, ils/elles ___
   (B) j'___, tu ___, il/elle ___, nous ___, vous ___, ils/elles ___
⑥ 単純過去形の語尾と単純未来形の語尾を混同??


 単純未来形と単純過去形の語尾を混同するなどということはありえないと思われがちで、参考書にもそうした注意書きを見ることはないのですが、長年授業を担当していると、時々そうした間違いに遭遇します。それは、語尾がrerで終わるer動詞の単純過去の三人称単数のケースで、rがあるため、単純未来の語尾とうっかり混同するようです。
 例えば、« Le peuple adora les dieux »という文を見て、動詞がraとい語尾で終わっているので、
        ル プープル アドラ レ デュ
adorerの単純未来形だと単純に思ってしまうのですね。adoraは単純過去形で、er動詞の場合erを取ってaに変えるため、adorer[アドレ]→adora[アドラ]となったのです。ですから、この文は、「民衆は神々を崇めた」という意味になります。
 これが、単純未来形ならば、aimerがaimeまで語幹であったように、adorerもadoreまでが語幹ということになりますから、これに単純未来形の語尾をつけて、Le peuple adorera[アドルラ]となっているはずです。単純過去形よりも少し長めの活用形になるわけですね。くれぐれも混同しないようにしましょう。

【練習問題】 それぞれ(A)単純未来形と(B)条件法現在形にしてみましょう。

9)  Cette voiture barra la rue. (   ) (その車は、通りをふさいだ。)
10) On para de fleurs la chambre. (   ) (寝室は花で飾られた。)

接続法現在形の語幹にも変り種あり

⑦ 全人称共通の特殊語幹だけでなく、nousとvousの活用形だけが他と異なる語幹を持つ例外的な動詞もあります。 


 まず、語尾の話から入りますね。接続法現在形は、規則外の特別な活用をするavoirやêtreを除いて、次のように共通の語尾で活用させます。
人称 活用語尾 人称 活用語尾
je e [無音] nous ions [jɔ̃ ィオン]
tu es [無音] vous iez [je ィエ]
il/elle e [無音] ils/elles ent [無音]
 nousとvousは直説法半過去と同じ語尾で、それ以外は直説法現在形のer動詞と同じ語尾です。
 語幹は、直説法現在形の三人称複数形を語幹に持つものと、特殊な語幹を持つものがあります。又、多くの動詞が共通の語幹による活用形を持ちますが、2種類の語幹が混在するものもあります。ここでは、avoirとêtre以外の動詞について、これらの特徴を考慮し、(A)から(D)のタイプに分類してみます。

1) 全人称共通の語幹を持つタイプ

(A) 直説法現在形の三人称複数形から語幹を導きます。

 例えば、aimer→ils aiment(直説法現在形の三人称複数形)となるので、aim[エム]が全人称共通の語幹です。これが最も一般的なタイプです。念のため、活用表を以下に示しましょう。
aimer
j'aime
ジェム
nous aimions
ヌゼミオン
tu aimes
チュ・エム
vous aimiez
ヴゼミエ
il/elle aime
 イレム/エレム 
ils/elles aiment
イルゼム/エルゼム
(B) 特殊な語幹を持つものもあります。(特殊な語幹は、覚えるしかありません。)
faire フェール
je fasse
ジュ・ファッス
nous fassions
ヌ・ファッシィオン
tu fasses
チュ・ファッス
vous fassiez
ヴ・ファッシィエ
il/elle fasse
イル・ファッス/エル・ファッス
ils/elles fassent
イル・ファッス/エル・ファッス
 このように、共通の特殊語幹で活用するものは、他に
savoir (知っている) → sach [サッシュ]
pouvoir (~できる) → puiss [ピュイッス]   があります。


上記(A)(B)のタイプは、全人称に共通な語幹に、接続法の活用語尾をつければ、活用形ができあがります。

2) nousとvousの活用形だけが他の人称と異なる語幹を持つタイプ

 問題は、nousとvousの語幹が他の活用形と異なる語幹を持つケースですね。しかし、「異なる」といっても、とんでもない形になるわけではありません。他の人称が、直説法現在の三人称複数形の語幹、又は特殊な語幹を、共通して持つのに対して、nousとvousだけが、直説法半過去と同じ語幹(一番当たり前な形です)を持つというだけのことです。とはいえ、間違えてしまうことが多いようです。そういう動詞は、次のような(C)と(D)のタイプです。


(C) 直説法現在の三人称複数形の語幹と一人称複数形の語幹を併用するタイプ

 直説法現在三人称複数形の語幹と直説法現在一人称複数形の語幹が異なる動詞の場合、nousとvousの活用形に限って直説法現在一人称複数形の語幹を使います。nousとvousの活用形は、上記(A)のタイプ同様、直説法半過去形と同じになります。それ以外の人称については、通常、直説法三人称の語幹で活用させます。
 例えば、動詞venir(来る)の直説法現在形は、ils viennent / nous venons
         ヴニール               イル・ヴィエンヌ    ヌ・ヴノン
同じく、prendre(取る) の直説法現在形は、ils prennent / nous prenons
     プランドル                イル・プレンヌ    ヌ・プルノン
というように、語幹の形がilsの場合とnousの場合で異なっていますね。その場合は、nousとvousの活用だけ、nousに対する語幹venpren)を採用します。しかし、それ以外の人称については、ilsに対する語幹(viennやprenn)を使います。では、venirの接続法現在形で全体の活用例を見てみましょう。
venir
je vienne
ジュ・ヴィエンヌ
nous venions
ヌ・ヴニオン
tu viennes
チュ・ヴィエンヌ
vous veniez
ヴ・ヴニィエ
il/elle vienne
イル・ヴィエンヌ/エルヴィエンヌ
ils/elles viennent
イル・ヴィエンヌ/エルヴィエンヌ
上記(A)のタイプ同様、nousとvousは直説法半過去形と同じになっています。
更に、次のような場合も若干あります。

(D) 特殊語幹と直説法現在一人称複数形の語幹を併用するタイプ

 aller(行く)、valoir(価値がある)、vouloir(~が欲しい)は、特殊語幹を持ちます。
 アレ    ヴァロワール      ヴロワール
しかし、nousとvousの活用は、これもやはり直説法半過去と同じ活用になります。つまり、nousとvousだけが、(C)のタイプ同様、直説法現在一人称の語幹を持ち、それ以外の人称は、共通の特殊語幹を持つのです。以下に、ふたつの語幹の例をjeとnousで代表させて並べてみます。

  aller → j'aille [ジャーユ]  /  nous allions [ヌ・ザリオン]
  valoir → je vaille [ジュ・ヴァーユ]  /  nous valions [ヌ・ヴァリオン]
  vouloir → je veuille [ジュ・ヴーユ]  /  nous voulions [ヌ・ヴリオン]


最後に、allerについて、全体の活用形を再現してみます。
aller
j'aille
ジャーユ
nous allions
ヌ・ザリオン
tu ailles
チュ・アーユ
vous alliez
ヴザリィエ
il/elle aille
イラーユ/エラーユ
ils/elles aillent
イルザーユ/エルザーユ
☆ この他、三人称単数の活用形しか持たない、以下の非人称動詞の接続法現在形も覚えておきましょう。

   falloir(~しなければいけない) → il faille
   ファロワール             イル・ファーユ
   pleuvoir(雨が降る) → il pleuve
  プルヴォワール       イル・プルーヴ


【練習問題】 上に挙げた(A)から(D)のタイプの違いを意識しながら、それぞれ活用表を完成してみましょう。各動詞がどのタイプに当たるか示してありますから、もし迷ったら、該当するタイプの説明と活用例に戻ってみてください。

11) penser [Aのタイプ] : je __, tu __, il/elle __, nous __, vous __, ils/elles __
12) savoir [Bのタイプ] : je __, tu __, il/elle __, nous __, vous __, ils/elles __
13) prendre [Cのタイプ] : je __, tu __, il/elle __, nous __, vous __, ils/elles __
14) vouloir [Dのタイプ] : je __, tu __, il/elle __, nous __, vous ___, ils/elles __


 フランス語の基礎的な動詞の活用も、なかなか奥が深いものですね。とりわけ、初歩のフランス語学習の頃は、新しい動詞に出会ったら、とにかく、その場で辞書を引いて、活用を確認してその動詞に親しみましょう。以上、まだまだ色々ありますが、予定のスペースを大幅に超えてしまいましたので、この位で第3講にバトンタッチします。

練習問題の解答

1) acheter(アシュテ) :   * nousとvous以外の人称については、、eèに変わります。
j'achète,
ジャシェット
nous achetons,
ヌザジュトン
tu achètes,
チュアシェット
vous achetez,
ヴザシュテ
il/elle achète,
イラッシェット/エラシェット
ils/elles achètent
イルザシェット/エルザシェット
2) se promener(ス・プロムネ) :   * nousとvous以外の人称については、eèに変わります。
je me promène,
ジュ・ム・プロメヌ
nous nous promenons,
ヌ・ヌ・プロムノン
tu te promènes,
チュ・トゥ・プロメヌ
vous vous promenez,
ヴ・ヴ・プロムネ
il/elle se promène,
イル・ス・プロメヌ/エル・ス・プロメヌ
ils/elles se promènent
イル・ス・プロメヌ/エル・ス・プロメヌ
3) rappeler(ラプレ) :   * nousとvous以外の人称については、語尾の子音を重ねてllとします。
je rappelle,
ジュ・ラペール
nous rappelons,
ヌ・ラプロン
tu rappelles,
チュ・ラペール
vous rappelez,
ヴ・ラプレ
il/elle rappelle,
イル・ラペール/エル・ラペール
ils/elles rappellent
イル・ラペール/エル・ラペール
4) rejeter(ルジュテ) :   * nousとvous以外の人称については、語尾の子音を重ねてttとします。
je rejette,
ジュ・ルジェット
nous rejetons,
ヌ・ルジュトン
tu rejettes,
チュ・レジェット
vous rejetez,
ヴ・ルジュテ
il/elle rejette,
イル・ルジェット/エル・ルジェット
ils/elles rejettent
イル・ルジェット/エル・ルジェット
5) préférer(プレフェレ) :   * nousとvous以外の人称については、、éèに変わります。
je préfère,
ジュ・プレフェール
nous préférons,
ヌ・プレフェロン
tu préfères,
チュ・プレフェール
vous préférez,
ヴ・プレフェレ
il/elle préfère,
イル・プレフェール/エル・プレフェール
ils/elles préfèrent
イル・プレフェール/エル・プレフェール
6) offrir(オフリール) :   * offrが語幹で、これに通常のer動詞の語尾を加えます。
j'offre,
ジォッフル
nous offrons,
ヌゾッフロン
tu offres,
チュ・オッフル
vous offrez,
ヴゾッフレ
il/elle offre,
イロッフル/エロッフル
ils/elles offrent
イルゾッフル/エルゾッフル
(A)(単純未来形) (B)(条件法現在形)
7) chanter(オフリール) : je chanterai
ジュ・シャントレ
il chantera
イル・シャントラ
nous chanterons
ヌ・シヤントロン
ils chanteront
イル・シャントロン
je chanterais
ジュ・シャントレ
il chanterait
イル・シャントレ
nous chanterions
ヌ・シヤントリィオン
ils chanteraient
イル・シャントレ
(A)(単純未来形) (B)(条件法現在形)
8) finir(フィニール) : tu finiras
チュ・フィニラ
vous finirez
ヴ・フィニレ
ils finiront
イル・フィニロン
tu finirais
チュ・フィニレ
vous finiriez
ヴ・フィニリェ
ils finiraient
イル・フィニレ
* 語尾の形の違いをもう一度確認してみてください。
9) Cette voiture barra la rue. (barrera)
   セット ヴォワチュール バラ  ラ  リュ   バルラ
* 原形はbarrer [バレ] でbarre[バル]までが単純未来形の語幹ですから、これに単純未来形三人称単数の語尾をつけます。つまりbarre + raです。
10) On para de fleurs la chambre. (parera)
    オン パラ デゥ フルール ラ シャンブル     パルラ
* 原形はparer [パレ] でpare [パル] までが単純未来形の語幹ですから、これに単純未来形三人称単数の語尾をつけます。つまりpare + raです。
11) penser(パンセ) [Aのタイプ]
 * 直説法三人称複数形はils pensentですから、pensまでが接続法現在形の語幹です。これにそれぞれ接続法現在形の語尾を加えて以下のようにします。
je pense,
ジュ・パンス
nous pensions,
ヌ・パンシオン
tu penses,
チュ・パンス
vous pensiez,
ヴ・パンシェ
il/elle pense,
イル/エル・パンス
ils/elles pensent
イル/エル・パンス
12) savoir(サヴォワール) [Bのタイプ]
je sache,
ジュ・サッシュ
nous sachions,
ヌ・サッシオン
tu saches,
チュ・サッシュ
vous sachiez,
ヴ・サッシェ
il/elle sache,
イル/エル・サッシュ
ils/elles sachent
イル/エル・サッシュ
13) prendre(プランドル) [Cのタイプ]
je prenne,
ジュ・プレンヌ
nous prenions,
ヌ・プルニオン
tu prennes,
チュ・プレンヌ
vous preniez,
ヴ・プルニェ
il/elle prenne,
イル/エル・プレンヌ
ils/elles prennent
イル/エル・プレンヌ
14) vouloir(ヴロワール) [Dのタイプ]
je veuille,
ジュ・ヴーユ
nous voulions,
ヌ・ヴリオン
tu veuilles,
チュ・ヴーユ
vous vouliez,
ヴ・ヴリェ
il/elle veuille,
イル/エル・ヴーユ
ils/elles veuillent
イル/エル・ヴーユ