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学部共通英語基幹プログラム



学部共通英語基幹プログラム(以下ではCELP)は、外国語学部のどの学科でどの言語を専攻するにせよ、英語が重要であるということに変わりないということを前提にします。

そのために、フランス語学科、中国語学科、日本語学科においても、1年次に、英語を専攻とする学科と同じ高レベルの英語教育を行います。どの学科に対しても「教育の質を保証すること」を高レベルで実現させます。これによって、フランス語はできるが英語はできないというのではなく、フランス語も英語もできる人材を育てます。同じく、中国語ができる上に英語もできる人材を育てます。日本語学科については、日本語や日本のことを勉強してそれを英語で語ることができるようにします。それが世界で通用する人材の必要条件です。

CELPには、次の四つの科目があります。

PUT

PUTはPower-up Tutorialの略語です。力をつける個人指導のような教育という意図です。原則として学生3名に対して外国人教員1名で行う究極の少人数授業です。名古屋外大特有の教育形態です。英語を専攻する学科だけでなく、外国語学部の全学科において実施します。「PUT」は、英語としてなら「ピーユーティー」ですが、カタカナ語としては慣習的に「プット」と呼んでいます。なお、現代国際学部では、現代国際学部独自のPUTを実施しています。

PUTでは、しゃべりやすい雰囲気の中で、英語話者の先生と、じかに、長い時間やり取りすることにより、聞き返す、繰り返す、まとめ直す、あるいは相手が理解しているかを確認する、重要点を強調する、あいづちを入れるなどの「会話の方略(conversation strategies)」を身につけます。会話の方略がすらりと使えると、会話が自然に流れ、持続するようになります。教材として新聞記事やその他を利用し、意見や異論の言い方や、議論の仕方なども学びます。

Core English

Core Englishのcore(核)は、外国語学部1年次の英語教育の核になる科目という意味合いです。Core Englishでは、どの学科のクラスも週2回の授業を行います。通常の科目の2倍の勉強を集中的に行います。

英語の教育を、日本語を通して行うのでなく、英語を通して行います。これを「英語媒体の教育」(English-medium instruction)といいます。
聴く、話すなどの訓練を集中的に行うのですが、取り上げる意義のある話題を通して行います。これを「内容基盤の言語教育」(content-based language teaching)といいます。
文法(文型を含む)と語彙と発音もしっかり勉強できるようにします。これを「言語基盤の(言語)教育」(language-based (language) teaching)といいます。

これら三つの方法の統合により、単に英語話者の英語に慣れるだけとか簡単な挨拶ができるだけという低い領域を越えて、意味のある話題について感じ方や意見などを正しく理解することができる高い運用力や、適切な文型や語句を使って自然な発音で言うことができる高い運用力を身につけます。

Listening Comprehension

Listening Comprehensionでは、英語を聴いてそのまま理解すること(聴解)に特化した訓練を行います。

教材として、Listen to Me!というシリーズを使います。Listen to Me! は、千葉大学の専門家たちが、英語を聴いて理解するにはどうすればよいかということを徹底的に研究して開発した教材です。本学の教員も研究と開発に協力しました。その効果は多数の国立大学と私立大学で検証されています。

Listen to Me!のシリーズには、いろいろなジャンルとレベルで計20巻ほどあります。どの巻の英語も、教科書用に平易化された英語とか編集された英語でなく、英語話者が英語話者を相手にして使う実際の「本物の英語(authentic English)」です。
この教材の中に書かれている指示どおりに勉強すると、本物の英語が、いつのまにか聴いてすらりと分かるようになります。
その結果として、TOEFL®(トーフル)やTOEIC®(トーイック)などの検定試験の対策にもなります。

この教材は、コンピュータで大学のサーバーからダウンロードして使います。その意味で、この科目は「コンピュータ支援の外国語学習(Computer-assisted language learning、CALL)」の一形態です。

TTI

TTIは、TOEFL®、TOEIC®、IELTS®(アイエルツ)の頭文字による科目名です。これらは英語力を検定する試験です。世界的に高く評価されている試験です。世界中の人が受験するので、その結果は国際的に比較することができます。学生としては、自分のレベルが国際基準で判定できるので、学習の一つの目標にすることができます。

TOEFL®の得点は、アメリカやカナダの大学、あるいは英語文化圏でなくても授業を英語で行う大学に留学するときに必要です。特徴は「大学生活の英語(academic Englishの一つの意味)」が中心であるということです。

TOEIC®は、仕事を英語で行う人の英語力を検定するものです。ビジネス英語が中心です。日本では、かなり多数の会社で新社員採用のときにその得点を要求します。特に上場企業では、採用や昇任の条件の一つとして常識化しつつあります。

IELTS®は、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの国のほとんどの大学で使っています。アメリカでも多数の大学などで使っています。IELTS®の成績は、留学や就労などの目的で入国する条件になっています。IELTS®は急速に重要性が増しているので、本学でもいち早く対策を講じています。

TTIでは、これらの検定試験の特徴を十分に知り、どのように勉強すればいいかを学びます。